医師が望む医療データとは、まず、患者の過去のデータを簡単に確認することができることです。
そのためにカルテが存在しているのですが、現在、ほとんどの医療機関で使われている紙カルテは、いくつかの点で不都合が生じます。
カルテは年ごとや、数年ごとに更新されて、古いデータが残されていなかったり、カルテ庫とは別の場所に保管されていたりする場合があります。
また、初診の患者を診察する際に、医師にとって都合の良いものは、前に診た医師からの紹介状です。
紹介状があれば、短時間でその患者の状態を把握することができます。
しかし、ほとんどの場合、患者は別の病院を受診したとしても、新しい病院へ、身体一つで受診すると思います。
そのため、医師は、家族の病歴や、それまでにかかった病気、今回受診した理由に関係する病歴を、その患者の記憶を頼りにしながら、問診していく必要があります。
ところが、患者のほとんどが、今までに病院に何回かはかかったことがあるはずなので、前医での治療の経過やデータの蓄積があれば、これから診察する医師にとって、非常に役立ちます。
Top > 医療データ